少し前に、ある政治家さんの発言に出てきた「学芸員」という言葉、どのくらいの人が何のことかご存知ですか。
観光業に属するものではなく、文化の保存、研究、調査や保管が主なお仕事で、このほかにワークショップや教育普及も行い、博物館施設の「何でも屋さん」的な役割も担う時もあります。
一言で言うと「研究職員」の意味合いが強い職業の方々なのです。
国や自治体で運営している博物館施設に勤務していることが多いのですが、企業で運営している美術館などにもいらっしゃいます。
博物館施設と言いましても展示物によっては、水族館であったり、動物園、美術館とさまざまです。
そのさまざまな分野で専門知識を持った学芸員が、展示物の保存、研究、管理を行っています。
運営や展示の企画に追われている学芸員もいますが、大きな施設に勤める学芸員は研究テーマに応じて論文の執筆をしている場合もあります。
例えば、エジプトのピラミッドがなぜたくさんあるのか、なぜミイラにして保管するかといったことを調べ、当時の文化や宗教、周辺地域との交流関係、当時の地球環境なども調査し、事実の裏付けをして、ピラミッドが当時の国の王一人一人の墓石であること、宗教的な理由で肉体を残すためにミイラとしたことを立証した考古学者がいます。
しかし、その事実は一部の専門的教養のある人や国の権力者しか知りえなかったら、お墓に泥棒は入り続け、その当時の優れた技術や戦争を回避するための知恵、国を豊かにする政治力を私たち後世のものは知る術がありません。
博物館施設では、私たち人類の祖先の知恵や文化、時には失敗を学ぶ機会を与えてくれます。
それらを保管するために考古学知識を持った専門職としての学芸員が存在しています。
彼らの働きは目に見えにくいものですが、多くの人のために尽くしてくれていることを理解してあげたいです。http://www.sandlerltd.co/kireimo-yoyaku.html